雑談スレッド3[124]
01/31 22:21
佐々宝砂

インフルエンザだっちゅーのにまだ寝もしないで本棚を探していたら、『誰だハックにいちゃもんつけるのは』がありました。まだ持っておりました。よかったなー。ネットで検索したところ、すでに絶版品切れだそうです。作者はナット・ヘントフ、私が持ってるのは1986年の初版、版元は集英社コバルト海外シリーズであっておりました。コバルトシリーズ、つまり少女向きの小説として紹介された本ですが、これは実にいい本です。特に作中で登場人物の言う「誰かを傷つけない本なんか、一冊だってないんです。図書館中、捜してごらんなさい」という台詞はほんとにいい。全くそのとおりだと思います。もし機会があったら読んでみてください。なかなか手に入らない本だと思いますけれど。

『ハックルベリ・フィン』の閲覧禁止は、実際にアメリカの学校であったことなのだそうで、最近では『ハリー・ポッター』が禁書扱いされてたりもするそうですね。私の大好きな『ドリトル先生』も最初の一冊以外は絶版だとか。『ドリトル先生』なんて最初の一冊目がいちばーん差別的じゃないかと思うのだけどなあ、挿絵も含めて。つまり、禁書扱いして大騒ぎするひとたちは、ほんとはしっかり読んでないひとが多いのではないかと私は思うのです。例の『ちびくろサンボ』にしたところで、ちゃんと読めばかなりヨーロッパ化された文化を持つ黒人の話だとわかります。なにしろホットケーキつくったりするんですからね(つまりあの絵本で差別的なのは挿絵だと思います)。

とまじめなこと書いておいて、The かぼちゃワイン〜
やっぱあの手のラブコメってけっこう好きなひとがおおいのよー。
モルドヴァ産ワイン広告では笑いました。わはは。
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