朝の缶コーヒーの輝き[81]
2007 01/10 12:02
六崎杏介

朝焼けを凍った車の窓が幻想のムービーに仕立てており、熱い缶コーヒーの湯気がキラキラしていた。
待ち人は来なかった、それが愛おしく思えた。
藍刷りの空が削れてゆく毎に思う。愛とは光だ、と。
気温−2℃、善い朝だった。
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