朝の缶コーヒーの輝き[56]
08/06 07:14
六崎杏介
早朝に目が覚めて、コンビニへヴァームと缶コーヒーを買いに行った。
車の中で、コーヒーを飲みながら、目を瞑る。
現実を愛する為に、世界を愛する為に、煙草を吸う。
寝呆けて見た妻の幻、その時感じた幸福、その後表れた現実。
その悲しみすら愛せる様に、大きく煙を吸い込む。
全ては愛で繋がっている、失ったものとすら、それは繋がっているんだ。
それを信じていれば、絶望する事は無いんだ。
幸せを祈っている、君の小さい手とずっと繋がっているよ。
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