2006 09/30 22:36
よだかいちぞう
今日タコス屋に行ってチーズタコスを食べた。
店はめちゃくちゃ狭く、テイクアウトがほとんどのようだった。
客席はぼく一人しかいない。
テーブルに料理が運ばれてくるまで、
手の届くところに本棚があったので、
生協の白石さんの本を読んで笑っていた。
うちは精神科もそうだけど、
薬局まで、ここでもかと云うぐらい待たされるので、
近くで気になっていた新しくできたタコス屋に、
その待ち時間を潰すために少しの冒険をした。
リタリンが無いのにこういう潰れそうなお店に入るのは、ぼくにとっては冒険だ。
熱いですから気を付けて下さいと云われたので、
警戒して食べたが、思ったほど熱くは無かった。
この店はおそらく二人だけで、
若い夫婦が一緒になって、このプロジェクトを起こし、
小さい店を借り、
本棚にあった、海外旅行ガイドブックのメキシコと書かれた場所に行って、
そのときのことを思い浮かべながら、
メキシカンな装飾品が置かれたお店を開業したのだ。
サボテン入りのハバネロソースをかけて食べた。
サボテンって幻覚作用があるってマヤ文明のドキュメントを見たことがあるが、それとは種類が違うのだろう。けど、そういうのが少しでも自分の生きている日常にあらわれると、とてもアメリカンビューティーな気持ちになって少し浮かれる。
その店を出るとき、「チーズ熱くありませんでしたか大丈夫でしたか?」と、聞かれたので、たいして熱くなかったことを、サボテンパワーで浮かれて喋ったら、「なにかアーティストとかしている人ですか?」と、聞かれたので、一応詩人です。と云って置いた。
がんばってくださいね的なことを云われた。
美味しかったのでまた来ますと云って、店を出た。
そういう、病院の帰り道は、
詩人という言葉が、無敵であるように思える。
ってなんで作文作ってるんだ!