恋文[204]
06/07 03:24
ワタナベ
君は僕の部屋で
のべつまくなし喋りまくる
僕は部屋中のスイッチを切ったけれど
どれも君のスイッチじゃなかったらしい
最後に電灯のスイッチを切ると
君の口数はだんだん減り
僕の隣にだまって座ってしまった
僕はコーヒーカップを取り落とし
あわてて電気をつけようとしたけれど
時すでに遅し 寄り添う二人
しゃべりまくっていた口が
今はやさしいキスをしている魔法
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