恋文[20]
01/07 07:46
AB(なかほど)
4杯目
あなたの知らないこの場所で
あなたを待ってる気分になって
会えるはずなどないけれど
ふらり ふらり と
しているのです
あなたの知らないこの場所で
嘘をつかれた気分になって
約束なんかないけれど
ふらり ふらり と
しているのです
瞼の向こうに
ふわ ふわり
あなたを見つめて
ふら ふらり
気持ちが ふわ ふわ
心が ふら ふら
ふらり ふら ふら
ふら ふらり
ひといきごとにあなたの声と
ひといきごとにあなたの笑顔
忘れるつもりで一人で来ても
ふらり ふらり と
しているのです
あなたと こうして
ふらり ふらり と
しているのです