げんしらむ☆ネガティ部[178]
2007 01/21 18:02
虹村 凌

昔、部の先輩の追い出し会(卒業生見送り会)で、
とある先輩と絡んでいたところ、後輩がわらわらと集まり、少し大きい輪になった。
何の話か忘れたけど、俺と先輩の間には相違がある事がわかり、
先輩が俺に向かって何か言ったんだ、ちょっとキツい事を。

そうしたらさ、後輩みんながこっち見てんだよ。10人くらい。
それでさ、「何か面白い事言うぜ、虹村先輩」みたいな目をするんだよ。
すっげー純粋さと邪悪さの混ざった、キラキラした眼でさ。
でさ、その時の俺はそのプレッシャーに負けてさ、つまんない事言ったんだよ。
そしたらさ、後輩全員が気を使って笑ってくれたんだよ。
辛かったな、あの時。
何か、急にリアクションを求められたグラビアアイドルの気分だった。
辛いよね、ああいうの。面白い事言えないって、咄嗟には。


そんな風に考えていた時期が、僕にもありました。
今でも、あの状況でなんて言えばよかったのか、面白かったのかわからないけど、
あれが原因で俺が面白くなったのは、明白な気がする。
スレッドへ