01/03 09:01
佐々宝砂
おひさしぶりですね(にやっ
「ありますん」という言葉の「ん」は、おそらく、終助詞「の」が口語形になって訛ったものでしょう。先に書いた「新明解」さんで終助詞「の」をひくと、
[主として女性語・児童語]1,軽く断定することを表わす。「いいえ、違うの」「これですの、私のは」略、2,[上昇調の発音で]相手に質問することを表わす。「何をするの」略、3,[強く発音して]相手を説得させようとすることを表わす。「あなたは心配しないで勉強だけしてればいいの」
最後の例文以外の「の」は、みな「ん」で代用できると思います。この言い方、生まれはどことゆーことはないと思いますが、「の」で終わる女性っぽい言葉遣いはそう新しくはないのじゃないかな、少なくとも吉屋信子はつかっておりました。肯定・否定というより「質問の意味を少し含んだ断定」、はっきり断定することを忌まれてきた女性特有の柔らかめの断定というところではないかと。