イベント雑談スレッド[83]
2008 02/04 21:30
松岡宮

2月3日、ヤリタミサコさんのお誘いで、マイケル・ファレル氏を囲む会に同席させていただきました。

場所は六本木あるいは麻布十番からほど近い、国際文化会館。初めて行きましたが、なんと立派なところ!

ファレル氏は、眼光鋭い、オーストラリアの40代の男性でした。
私が受けたイメージからファレル氏の作風を説明しますと・・・たとえばあらかじめサイコロで字数を決定し、その縛りのなかで言葉のフラグメンツを並べる、あるいはアルファベットを置き換えてみて、その非語からなるものが作品であったり・・・。

つまり、自分が何らかの方向性を持って何かを生み出す、というよりは、あえて実験的な、創作とは異質な試みを加えることで、そこから生まれてくるエネルギーを詩に活かす、といった作風の方のように感じられました。

実験的な詩を書く、という行為は、ストイックだなとわたしには思われます。自分の意思なるものを信じてない、というのか。詩のなかに「AAミーティング」というアルコール依存症治療の言葉があったようにも思うのですが、AAの考え方と同じように、自分を超えた高いパワーに自分をまかせるということをなさっているのかもしれません。

駅員の詩を書くわたしは自分を紹介するペーパーを作っていったのですが、駅員の詩というのはサリン事件と関連があるのですか?なんて聴かれたりしました。
サリン事件は外国でも有名なんですね・・・と、そんなことはともかく・・・。

かわいらしい漫画的な新作を購入させていただきました。わたしは英会話が全くダメなので通訳さんに頼ってばかりで、実質的にコミュニケイトできてないようにも思うのですが、家に帰ってから不思議とパワーがみなぎってきて、ありとあらゆる言葉、あらゆる事象が実験の種をもって訴えかけているように感じました。

うーん、すごい。すごい。と、どっぷり来たのでこんなところにまで感想文を書いてしまいました。

松岡宮
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