2017 07/16 20:04
松岡宮
2017年の東京ポエケット わたしも一年ぶりに ブース出展してきました。
となりの「みゅう」さんはアクセサリーもきれいで
反対側のお隣さんは詩集の装丁もかっこいいしブースのレイアウトも美しい・・・。
ポエケットは 実は 詩に直接関係なくても 創作アクセサリーとか
創作手芸品とか クリエイターの自作であれば よいみたいです。
それで思い出したのが かつて りっとさんなどがやっておられた「Triptych」
というプロジェクト。
ガラスの小瓶などに小さな一行詩を入れて販売しており なかなか 先進的で 魅力的でした。
手元に 詩の小瓶 まだ2個あります。
主宰だった 春野かおりさんが 急逝されてから もうTriptychの活動を見ることも ありませんが
今日 ふっと
りっとさんにいただいた春野さんの遺稿集「あすたりすく」を読んで
その 柔らかくも鋭い世界に 感銘を受けたところです。
>いくら剥いても私が出てこない、と葱
>色とりどりの爆弾のように埋める球根
>兄豚食べた狼食べた子豚の今夜の献立
春野さんは 公務員でいらしたそうですが
何気ない予定通りの日常のなかに潜んでいる 幾多の暴発の可能性
垣間見せてくれる 一行詩でした。
45歳で急逝されたそうで・・・
・・・今のわたしと 同じ年齢だな・・・。
作品が残るということは 案外
その言葉を生み出したその方の存在を 死後にも感じることで・・・
すごいことなのかもしれません。