ぼやき・愚痴・嘆きの野原[45]
2016 08/29 13:18
ハァモニィベル

読者(観客)を意識しない世界が、それを意識しつつも失敗をくりかえす
一時的な練習の場、稽古場であるなら、其処にあるのが、ぴんきりでも当然だし
仕方ないであろう。

しかし、読者(観客)を意識しない世界というのが、自分だけ、あるいは、
自分たちだけの垂れ流しの場であるなら、それは何か別の用途のケアホームだ。


  稽古場は嫌だが、ケアホームでほのぼのしたい(悦に入りたい、とまでは言わない)


そういう世界や心性を他人が持っていてもべつに私は否定したりはしない。
2つの世界を往復しながら細々と保つというひともいるだろうから。


しかし、(いずれにせよ)

まともな読者のいない処には、まともな書き手もいない のである。



註/
最後の文は、(読者の居なそうな処には、書き手も居なくなる)という現象があらわれるのだろう、と言い替えてもよい。大意は同じで、言及の対象が実は全然別であるが。本文のほうは、読者=書き手。註の( )内の文では、読者≠書き手。
スレッドへ