しりとりの詩 3 [82]
2017 01/08 19:08
ハァモニィベル



少年は甘えもせずに、冬空の下、火になった。

笑われながら。

   *

笑われた少年と、共に眠るものはいない。

誰に抱かれもせず

   *

彼は、口笛を吹こうとして

「書く」ことを覚えた。

   *

誰からも遠い場所に、アカルク樹ち上ぼった炎が一つ

墓標のように、さみしく


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