しりとりの詩 3 [77]
2017 01/07 18:45
ハァモニィベル



天文台の傍の、ある産科医院で仮面は生まれた
街に弔鐘が展開する
時代はただ人命を蕩尽し
夥しく欠落した他者が溢れて
皆、非限界の行為に及んだ
解剖不能な無償の理解は
ただ道端に
ひとつ、関心もなく転がっている。

嗚呼、ジュリエットの経験!


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