しりとりの詩 3 [26]
2016 08/31 14:08
るるりら

【きつつきのように】 

いつもこうして 毎日毎日 パソコンをつつく
詩は誰のため?
誰の物でもないかもしれないよ
誰も読んでなんて いないかもしれないんだよ 

だれそれのたそがれも
とてつもなく広がっていて
とおいむかしの人のことばが
誰かをすくったり 
だれそれを越えて 一遍の詩が
わたしの前に 広がっている

たまには
人でない生き物が読んでいるのかもしれない
わたしの書いた詩も
だれのものでもないかのしれないよ
小鳥のためかもしれないし
かなしみ横丁にたつ柳のためかもしれないよ
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