しりとりの詩 3 [20]
2016 08/23 09:33
るるりら
いっそ あーしてしまいたい
あーしてこうしてしまいたい
そんでもって ぐちやぐちゃにして
見事にこしらえた誤魔化すための衣装など
切り刻んで 金糸銀糸が ザクザク切ってしまえ
鶴や亀の文様のあざやかに目出度い赤も
全部を 切り刻んで 空に放つ
さあ
わたしには もう なにもない
まだ 光っている 粉々の私の糸くずよ
灰色な空に飛んで おゆきなさいな
あのひとの 元へ
いきなさい
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