しりとりの詩 3 [102]
2017 08/14 20:47
ハァモニィベル



捧げよう Sの霊に。

《 いのちを 人に ささげる者を 詩人という 》 (坂口安吾)


 自ら爆弾となって敵艦にぶつかった

 たいていは、途中で射ち落されてしまったであろう

 自ら飛び散る火の粉となり

 火の粉の中に哀しく咲いた

 そういう巡り合わせに燃え尽きた

 詩人のために


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