2006 12/26 04:56
たたたろろろろ
おはようございます!!しかくです!!
先日の品評会に参加された皆さん、お疲れ様でしたー
参加されなかった皆さん、次の機会には是非ー
ということで、短歌祭参加全作品(もちろん自分のは除くよ!)の
なかから好きな歌を一首か二首挙げて、コメントをつけていきたいと思いますー
的外れなものもあるかと思いますが、そこはご愛嬌で☆
ふるるさん
* 息白く○(まんげつ)かすむガラス窓へやの明かりをもう消そう、。(ゆき)
* 雪の降るふるさとの雪ふみゆきて冬はわたしのふるさとにあり
こういう技巧的な歌をさらりとやってしまうのが凄い。
技巧や音韻のしつこさと、内容の爽やかさのギャップが心地よかったです。
沼谷香澄さん
* 安心が人を大胆にするそうなのかだったら氷を割ればよかった
不思議な感触です。「氷を割る」というのは「大胆」な行為とつながるけど、
それをすればよかった、というのは「自分が安心である」と思い込みたかったのでしょうか(わたしの言葉が整理されてない)。
とにかく感触がいいな、と思いました。
麻生深月さん
* 「さむいね」の「ね」のくちびるにくちづけたふわっと上がるふたりの温度
『「ね」のくびる』みたいなミニマルなところから『ふたりの温度』が上がる
というところまで飛躍するのが、おもしろいなーと思いました。ってか、可愛い!!
PULL.さん
この方の作品は一首だけ抜き出すのは野暮って感じがしますね。
とゆうかどこからどこまでが一首かさっぱりです。でもなんか可愛いです。うん。
ピッピさん
* なんで今日は羽根が開かないって、ああ、マイナスだらけの最低気温
* もうすぐで(オートミールに)ふりかかる(ミルククラウン)雪になる雨
全首好きなのですが、特にこの二首。ものすごく自然にイメージが広がります。
上の歌の羽がぴきぴきしてる感じとか。あと、下の歌の(ミルククラウン)の入り方が絶妙で、
あ、いま撥ねた、と思ってしまいました!
こもんさん
* ふたりからひとりになるのを引き算で説明してもなにか足りない
この歌は唸ってしまうほど巧い!結句の『なにか足りない』は
「引き算では説明しきれない」という意味と「ひとりぶんより足りなくなってしまった」
というような印象とが受け取れて、すごくいいなぁと思いました。切ない歌ですけど。。
ヒツジさん
* 口ずさむ吐息が白く揺らめいて こんなに悲しいうただと気づく
* 屋上に積もった雪に書いた遺書 消えていくから何度も書いた
この二首は品評会でも話題になったのですが、とても好きです。
特に下の歌の、終われない、自殺なんか出来ない感じ、すごく面白いと思いました。
そのシーンがすごく浮かんできて、やるせない気持ちになりますねー。
芙雨さん
* ”遅くに外へ行っちゃダメだよ”モミジの手にはシャーベットが融けだす
前半部分(台詞?)と後半部分のズレが絶妙だと思います。
幼少期の記憶がふわぁと融けだすようなきもちいい歌です。
赤くなったちいさなおて手にじゃくじゃくしたものが垂れそうになっているんですね、なんか可愛い。
石瀬琳々さん
* 雪片が水にふれては消えてゆく記憶の湖面忘れるための
* 薄氷割ってさよなら砕けちる朝のひかりの白いくちづけ
風景と心情のこの微妙なバランスが独特のうつくしさを生みだしていると感じます。
悲しげな印象ですが、冬の澄んだ空気の感じと相まって、とても綺麗でうっとりしてしまいます。
関根悠介さん
流星に嚔(くしゃみ)四発撃ちつける間もなく燃えつきる恋心
瞬間の切なさ!といった感じでしょうか、これが一首だけで存在しているという点も含めて作品なのだ、
と思いました。独特の感性が光ってます。
クロエさん
* 棘ほどの甘い記憶は散ってゆきとけゆきシャーベット状の路面
記憶がとけてゆく様子と、路面の雪がとけてゆくのを重ねる視点が面白いと思いました。
シャーベット上の路面はいろんな人に踏まれたりしてああゆう状態になるのですが、
そこもなにか記憶とかかっているようで味わい深いです。
容子さん
* かじかんだ凍った手足と裏腹に熟れたつぼみは少女を咲かす
!! これは衝撃ですね!冷たくなってなお熱が身体の中で。。これ以上は。。。
という感じです(なんなんだ)。とにかく少女の内に秘める熱さを全首から感じ取りました。
他の歌も雪の白と赤の衝撃的なコントラストが魅力的でした。
っと、以上です!!!!ふぃーいっぱいありましたねー。
ではまた近いうち(年が明けて落ち着いてからでも)に短歌部を盛り上げるための
企画を持って参上したいと思います!!では!!