2005 05/10 23:05
こもん
いつのまに!?という感じだったので、ちと遅れました。
ながしそうめん、こもんのおすすめということですねん。
詞花、百花繚乱。
[776]蒼木りん[2005 04/28 22:46]
わたしは濡れた牡丹でいいのです
猫が隠れて身づくろいする
#とてもやさしい光景だと思えたのです。
#濡れた牡丹、そこに隠れて身づくろいする猫、わたしがその光景に入り込むなら、
#わたしは濡れた牡丹でいいというような。
[760]小池房枝[2005 04/26 22:59]
かば、らいおん、きりん見たぞう見たきりん忘れてしまうま記憶しろくま
#言葉の軽業的な調子に乗って、動物たちがとても軽妙に詠み込まれていて、素敵です。
[543]最果タヒ[2005 04/02 20:57]
職業の欄に詩人と書いて得た友の笑顔病気みたいな
#どんなリアクションよりも、なんか、途方にくれそうな気がする。笑顔、病気みたいな。
#あー、それを「得た」のだから、なんかより途方にくれそうだ。
[737]小池房枝[2005 04/23 16:08]
日本語の「の」格の研究ネコ缶はネコの缶詰あなたも食べる?
#「の」の渦巻きは日本語の渦巻きです、ってなんとなく打ってみたくなったので、打ってみました笑
#格助、準体助、並立助、終助といった「の」の文法上の振る舞いは学校のテストで出たので、覚えていたりします。
#ただそれよりも「の」は字としての立ち振る舞いも魅力的な気がします。
#「ネコの缶詰」である「ネコ缶」は、人間は食べれないのでしょうか?
#いや、食べる気になれば食べれるのかも知れないですねん。
[712]ふるる[2005 04/18 08:32]
横浜で道に迷って半泣きでやっと出会った友とぶたまん
#実は、後輩が横浜中華街でこれと似たような目に遭ったみたいで、
#個人的で悪いですが、その話を思い出しました。
[705]小池房枝[2005 04/17 09:11]
きつく編んだリリアン或いは剥き出しのアケビのような藤のつぼみだ
#「リリアン」って、プラスチックの編み機みたいなのを使って組紐を作ってく遊びですよね、たしか。
#少女っぽさの匂いに混じる猥雑な、猥褻な感じがとても好きです。
#「きつく編んだ」などの語彙も魅惑的ですが、「或いは…だ」という言い回しも絶妙です。
[697]小池房枝[2005 04/16 20:23]
座り込んで地面に顔を近づけてスミレの匂いを確かめたいけど
#お下品と思われてしまうような行為なのかもしれません。
#スミレをただ見ているだけではなくて、「地面に顔を近づけてスミレの匂いを確かめ」る(匂いを嗅ぐ)ということ。
#うーん。うまく言えないのだけど、惹きつけられます。
[696]本木はじめ[2005 04/16 13:34]
エレヴェーターに生えた竹の子ふたりして食べる35世紀の春
#「35世紀の春」とは、いったいどんな春なんでしょうか…。
#わたしも守り手さんのようにいろいろと妄想しました。
#さりげない「エレヴェーター」という綴り、やられました。
[682]ふるる[2005 04/14 22:27]
受話器から液体こぼれ落ちるままあなたの声で部屋がたぷたぷ
#受話器。液体、あなたの声。部屋。
#やっぱり、声を液体に見立てるところが、ポイントなんでしょうね。
[602]ピッピ[2005 04/07 13:33]
あの娘には痛い目を見て欲しかった紅茶に入れる砂糖の分だけ
#悪意がたまりません。悪意は、素敵です。不謹慎だけど、悪意は素敵だ!
#「紅茶に入れる砂糖の分だけ」、ああ素敵。
[601]小池房枝[2005 04/07 13:33]
花信風双六一気に立夏まで咲きあがらんと荒れる雄風
#映像が早送りされるように、季節のその到来から移り変わりまでが一気に、
#「咲きあがらんと」するかのように、風が吹き抜けていくかのように、与えられる、
#そんな荒々しい突き抜け感
#(こんな風な説明口調で言い表そうとするのが、なんか徒労に感じなくもないのだけれど…)。
#そして「花信風」、「双六」、「立夏」(という言葉の直立するような感じ)といった言葉たち。
[584]徒川染ノ美[2005 04/06 21:59]
もし君にギャランドゥがはえてても萎えない自信があるのよこの俺
#頼もしい男性じゃ笑
[544]バカ男[2005 04/02 23:01]
窓がわに座ると僕はいつも子供。また暗い目で外を見てる。
#子供の、暗い目!
#これは、言われるところの単なる「童心にかえる」とは違いますね。
4月投稿分251首。すごい量ですね。うん。
ではでは、染ノ美ちゃーん、バトンタッチ!