○現代詩フォーラム短歌部○[107]
2005 03/19 00:03
ピッピ

歌会を行いましたが、選者による投票によって選歌が一つに絞れなかった為、
参加しなかった部員に投票を募りたいと思います。
名前は伏せ、順番のみを以下に表記しておきますので、
お気に入りの歌を一つ、レスに書いてください。
参加した6名は既に投票していますので、レスで受けた票にその6票を足して結果を発表したいと思います。
投票期間は21日(月・祝日)の23:59までとします。


睡蓮の茎でつながる湖のわたしとあなた死んでも一つ
青空をこねくりまわして愛撫して ひだがつながる花束になる(つながる)
青空の 広がる様を 見た人は たぶん 世界の果てまで 見てる (青空)
改札を通れば変わる世界この一歩が汚す思い出になる(世界)
知らないまま花壇を通ればおぶさった黒い子が改札を指す(改札)
煉瓦摘み穴だらけの花壇闇を生みタイムマシンを埋める思い出(花壇)
煉瓦から夕焼け吐くのわたしなら死んだ後でもだから愛して(煉瓦)
胃の中でくすぶっているの吐き出せないの暗くとどまるあんた誰の子(吐)
誰の子か わからん子供を 産むと言う 笑顔が光る 俵 万智なり(誰の子)
にびいろにひかるかわからきたきみはしゅーくりーむのようにちまみれ(かわから)
赤いバルーンについて噂する奴等見上げるまでに橋が架かるか(かるか)
噂とは覚悟いらずの波紋鏡のどにつかえた林檎の腐臭(噂)
のどおくに潜む自分と指先を絡め約束わたしは生きる(のど)
傷害に潜む憧れ/道ならぬ恋 そうだブラック・ジャックによろしく(潜む)
アラマンチュ あっちょんぶりけ この二言 ブラックジャックに つきものなのら(ブラックジャック)
どれだけのものを傷つけ壊しても僕はいっぴきの弱きものなり(きものな)
傷ついたやかんが転げ落ちる前 下から底部を覗き見てやる(傷つ)
夜間からん、やかんは踊る階段で僕の空ろを振りまきながら(やかん)
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