おすすめ小説スレッド[39]
01/02 15:37
石川和広

佐々さんに、藤枝静男先越されたなあ。

僕は、彼では「悲しいだけ」や、自然のことを書いたものが好きです。私小説だと、牧野信一のものがファンタジックに貧乏暮らしをしてて好きです。

あと、戦後小説の中では、安岡章太郎の「海辺の光景」は親子関係ものとしては、非常にリアル。
更に、家族からも、地滑りを起こし、妄想に近付くのが梅崎春生の「幻化」。桜島が舞台
梅崎の、この小説は、漱石の「道草」、芥川の「歯車」に近い得体のしれない恐怖ものの系譜の上にあるかも。
あと僕は、島木健作の「赤蛙」も好きな短編
スレッドへ