映画館ポエム座[347]
01/24 05:47
阿ト理恵

「重力ピエロ」を観てしまった。

この手の映画はみないのだが…加瀬くん出てるからみてしまった。

「はるが二階からおちてきた」桜の花びらをてのひらに受け損ねた理科系男子な兄(加瀬亮)。ピカソの生まれかわりだとのたまう美形弟(岡田将生)。…「レイプと放火と家族愛」悲惨な事件を丁寧に科学のようにわかりやすく分析し描いていた。「レイプ グレープ ファンタグレープ」悲惨なことを低温な笑いにさえしているのは加瀬亮という俳優のよい意味でのエロさのなさと繊細なのにいざとなったらやってしまう力のなせる演技だったと…。

いわゆる草食系男子ミステリーだったわけだが、なんだか、わたしの好みがかわったのか…最後に涙でちまったんですよ…これが。「はるがおちてきたんですから…。」 これがうつくしかったんですよ…(;_;)余韻が。

重力がこんなに美しいとは、はじめて知ってしまったのでした。
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