2004 12/07 03:20
田代深子
>1
自分の作品（あるいは発話でも）が誰かに不快感を与えるというのは、
むしろ普通のことではないかと私は考えます。
それがよいことかどうか、またどの程度までが許されないのかは、個人の価値基準と、
その人の属する集団のルールによって変わってくることでしょう。
しかし絶対に誰も傷つけることのない作品（あるいは発話）があり得るのか、
誰かの価値基準、いずれかの団体のルールが、すべてに適用しうるのか。
差別語問題や言論規制についての話が出てくると、いつも考えてしまいます。
だから私は、自分の言葉が誰かを傷つける可能性を常に持つ、そのことを覚悟し、
責任をもって作品を書くべきだと思っています。
一度出してしまったら、取り消せる言葉などない。
表層から消去しても、けっしてその責任から逃れることはできない。
それを悔やみ訂正の意を周囲に知らせるには、むしろ恥をしのんでも
数十倍の言葉や行動や時間を費やすべきだ、そうせざるをえないのだ、とも。
むしろこのフォーラムのシステムの柔軟性は特殊で、書き手に甘いものなのです。
さて、
＞人に不快感を与える作品だと思ったからです。
というのは、結局あなた個人の価値基準（独善）でしかなく、さらに
＞といっても4ポイントだけどね。笑
という言葉は、その作品を評価した人たち（少なくとも4名）を軽んじていることには
（彼らに不快感を与えることには）ならないのでしょうか。
ご一考ください。