2011 10/24 00:49
佐々宝砂
これははじめて書くのだけれど私の生涯最初の親友がものすごく絵のうまいやつで、六歳かそこらだというのに、たとえばジャングル大帝のレオ描いてというとサラっとレオに見えるものを描いてしまうのだった。私はというと普通の六歳児が描くようなものしかかけなくて当然レオにはみえなかった。私にはレオが描けないというのが私の最初にして最大の絶望で、普段はほとんど忘れているけれど、今も私はその絶望を引きずっている。
文章にしかできないこともあると今の私は知っているのだけれども。