廃人がポツリとつぶやく部屋13[277]
2012 04/05 01:34
よだかいちぞう

30代からのバクマン。〜持ち込み編〜

前回女性のエロ漫画家さんと手を組んだよだかくん。
しかし! エロ漫画家さん、の事態が急変、
親より一緒に居た時間が長い、祖父と祖母のうち、祖父が死亡。
1人になってしまった祖母の面倒を見なければならないのと、
ちゃんとした職業に着きなさいと言う祖母に対し、
無念のリタイヤ? というか、少し漫画が描けない状況になってしまい、
解散という結果に、現実は痛いね。

ということで、作画待ちしていた作品なのですが、
ネットで募集しても、なかなか作品を書いてくれる人が見つからないので、
ネーム原稿(骨組みみたいな簡単な絵)のまんま、
持ち込みに行くことになりました。

漫画友達と2人で別々の作品を携えて、
いざ出版社へ。

持ち込み12時予約なのに、9時半に着いてしまった2人。
正門前のガードマンを一瞥し、踵を返していざドトールへ。
友達が電話予約したのだが、今回女性の編集者様が見てくれるとのこと。
どうせ一瞬で終わるだろうといいながら、超緊張する30代の2人であった。
12時、10分前。
正門の前で入社を決意。
受付を済ませる。
そしてついに現れた編集。
思っていたとおり綺麗な20代後半と思われる。
案内されるまま付いていく30代。
あのテレビでみたことある、カードをかざすと開くロックが付いてる部屋の中で、いざ対決。

まず驚いたのは友達緊張のあまり、エントリーシートにメールアドレス書くのにyahooの綴りが分からなくなり僕に聞いてくる事態に。
友達緊張しすぎだ!
そしてさらに驚いたのは噂には聞いていたが、本当にページをめくるのが速い。読んでいないんじゃないかと思われるくらい速い。でもちゃんと読んでる。

まあ何はともあれ、優しい対応でよかったと一安心。
そして、編集の感想はやはり駄目出しであった。
2人とも駄目出し。
しかしこの編集ただでは終わらなかった、
かなり熱いのだ。
そして当たり前なのだが漫画の事に滅茶苦茶詳しい。
あまりの編集の力量に感銘さえ受けてしまった。
そしてこんなようなことも言っていた、
「どこかしら読者は心の闇を抱えていて、それを解消するために漫画を読んでいる」
「漫画書きは精神的に辛い、特に持ち込みの段階では、なので、仲間を増やして見せ合ったり励ましあうといい」
なんというかすげぇな編集さんと思ってしまった。
そんなかんじでみっちり1時間見てもらえたのは嬉しかった。

帰り奥主さんのお見舞いに行く。
奥主さんのベットに置かれた漫画の表紙が滅茶苦茶エロかったのと、
病室には花とハンバーグが良く栄えると思った。
それと奥主さんもだけど白糸さんもがんばってるなと思った。
スレッドへ