エリオットしとりあそび(2)[634]
2005 02/07 00:12
大村 浩一

 大村ですー。みんなー、やってるかー。(笑)
 大村はきょう尾久の廃ボーリング場へ、田辺弓さんの詩を読む朗読会を聞きに行って
きた。若手の美術のグループ展に参加する形で行われたのだが、その廃ボーリング場を
利用した展示がえらいことステキでね。朗読会の美術として、これ以上刺激的な展示は
無いってくらい。いいよなあ。
 遅刻して最後の2編しか聞けなかったけど、河井澪+ワニラ+キキの朗読チームは良
い仕事をしたと思う。田辺さんの詩を世に知らしめる船出として、最高のイベントだっ
たのではないかな。
>>612
 Monkさんへ、訴えは了解。エラいヒトつーのは、小泉とか引退前のエビジョンイルと
か、世間的にエラいヒトを指すのであろーか。(悶)大村はいちスレオペでしか無くて、
別にエラいヒトでも何でもないので(汗)ここでマジ答えするのは「ああ勘違い」かも
知れないですが。
 こうした言葉のセンスっていつの間にか磨かれていくものなので、自分にはスグには
効果は分からないと思う。(笑)でもいずれ分かる日がくる。いやマジで。
 Monkさんは最初からかなりレベル高かったから、今ではもうここからエッセンスを吸
収するより、皆にお笑いの手本を見せる立場に近いのかも知れないね。

 大村は体験的に、若い頃に「ビックリハウス」誌やラジオのハガキ職人として修行し
たお笑いの言語感覚や価値観、社会意識が、そのまま詩に通用するものだったって事が
今だに驚きとしてあるのです。年齢食ったらさすがに駄目だろうと思っていたのに、新
世紀でもまだ通用しそうな気配なので、我ながら驚いてる。今思えばあれは物凄い修行
だったんだなァと。
 エリオットは、おそらく。うんとスケールの小さい「ヘンタイよいこ新聞」や「ほぼ
日刊イトイ新聞」みたいなモノだと私は思っています。イトイさんの仕事と自分のを対
比するのは、いささがおこがましいですけど。
 ここで得た感覚やワザ、まなざしといったものをどうやって詩にスピンオフしていく
かは人それぞれだと思いますが、コトバの職人としてモノ作りをしていく為のヒントは
一杯あったと思う。大村も、レスの中で結構Poem Tips をバラ撒いてるつもりなんだけ
どね。赤瀬川さんが「トマソン」に美術家の視点でコメントしてるのと同様です。

 で、ここで「大王」になっても詩人として出口が無い、ってのは悩ましいコトなんだ
けど。そもそも賞品とか賞金とかハワイ旅行とか、高得点者の特典ってはじめから用意
して無いしなァ。(笑)知的ゲームらしく大王とか「能智くん」とかの名誉称号に留め
たのだけど、せめて高田文夫センセイに会えるとか(悶)何かチャンとした世界への出
口をこしらえたほうが良い段階なのかもね。

 でもこの問題の先には、「詩のボクシング」で優勝しても詩で食っていけないのと同
様、そもそも世間に詩を商売として流通させる場が乏しいって難問が構えているので、
大魔王大村としても如何ともし難い。こういう事に馴れ親しんだ人が世間に増えていけ
ば、いずれ世間からの風当たりも変わってくるとは思うケド。
 近頃ではハガキ職人が昂じて放送作家やライターになる人も多い様なので(鮫肌文殊
さんや吉村智樹さんはそういう人だった)個人としてはそういう生き方も探せる、とは
思います。あいにく私にゃそういうコネは無いけどね。(知ってたら自分で成ってた)
敢えて続けて言えばここから後、詩人として立つには自分次第だという話ですね。

 それとこれは答えからはズレるかも知れないけれど。ネタ提供者の了解を得た上で、
ここの本とか作れたらステキだろうなと思っています。一刀さんの「バカ日本地図」と
か、笑いつつ同時にクヤシイと思った。これはあくまでまだ夢、だけどね。
 だって皆さんの寄せてくれるネタは、たぶん。TVやラジオの番組に寄せられる投稿
よりはるかにレベルが高いから。…だって全然ボツ無しのスレッドなのに、つまんない
ネタ連続でイラつく事って無いでしょ?(笑)これって冷静にネットの特性とか考えた
ら、本来あり得ない事態なのよね。だから本当に、このままにしておくのは惜しい。
 せめて冊子らしくタイトル別に pdfファイルに作り込んで、見やすい形に出来たら良
いと思っていますが。イラストや、座談会やら企画記事なんか入れて。

 第3期の大王決めをサボったまま(汗)こんなん書くのもおこがましいですが、ここ
の事を忘れたコトはありません。知性の眠りを妨げる毒ともクスリの泉ともなるエリオ
ットスレッド、法律大魔王大村の好奇心の泉が尽きるまで、続けてみたいと思っており
ますので、皆さま今後とも宜しくねッと、お願い申し上げますです。
 …んでは。
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