2011 01/06 13:07
大村 浩一
正月に阿トさんが来て色々話したのだけど、ワタシ的には二重生活はそうなる人と
そうならない人が居るのでは、と思う。詩のタイプによって差があるのでは。
日常生活を素材に短い詩を書くような人は、それほど創作で時間を拘束されずに済
むだろうし、書くことが生活の一部になったり癒しになったりする。
この違いは朗読向きかそうでないか、という違いにも近かったりするかな。ビート
系の天野茂典さんなんかは以前、特別に朗読を意識して書いたりはしないと言ってた
ですね。
逆に取材や情報の集積が必要なタイプの創作だと、やはり仕事同様の労力を費やす
ことになるし、消耗もして来る。奥主さんは今は完全にこのタイプかな。
ただどちらにしても、生活の糧が創作活動そのものでない人は誰でも、入れ込んで
来れば二重生活になってくるのではないかな。
創作の上では許し難いことも、生活のためには許容していたりする。けれど入れ込
んでくれば、そういう事も許せなくなってくる。山に籠ろうか、といった事にもなる。
私も二重生活になります。そして仕事や生活があまり厳しいと、創作としては減退し
てきます。