詩と散文を作る手段全般についての情報と意見交換 part1[650]
2010 12/17 17:20
……とある蛙

「宮算賢治ジャズに出会う」という本のメモです。

感想文を書くゆとりがない(笑)。

いわゆる通常の詩の音韻とは違うアプローチの仕方の参考になればっと。

宮沢賢治の詩的リズムの推移
?57577短歌
?734短歌的終止
?3443俗謡系
?337わらべうた系
?447仏教歌系
?十五音=律

77の俗謡

当時のジャズの特徴
?シンコペーション(ラグタイム)
?インプロビゼーション(アドリブ)

スコットジョプリン
ラグタイムピアノの王様

ずれたシンコペーションがジャズの特徴
宮沢賢治の言葉にもパノラマ的 ラグタイムが感じられる。

ダダイストの辻潤や
中原中也が絶賛
二人共賢治と違い過ぎる
辻潤はアルプスに行くなら「ツアラトウストラ」を持ってゆかず「春と修羅」を持ってゆくとしている。
中也と賢治の奇妙な関係。
二人とも名辞(概念)以前の現識 言葉など概念以前の心象を言葉によって表現しようとしている矛盾。

草野心平 同人誌銅鑼当時からの賢治の理解者
死んだ後も賢治を絶賛
しかも将来性があるとかそのような半端なほめ方ではない
天才と呼ばれる者としている。

岩手軽便鉄道七月(ジャズ)において
賢治はソロでインプロヴィゼーションをしていて、
岩手軽便鉄道はリズムセクション
イーハト−ヴの風景や風、北上山地は伴奏者だ。
とする。
東京の浅草や銀座でモボ、モガが盛んに歌うジャズは
歌詞ではジャズジャズと叫びながらジャズでは決してないようだ。

詩の中でジャズという言葉を使用しないが、
賢治の詩はジャズ的なものである。
アフタービートのラグタイム→ざらついた質感の言葉
インプロヴィゼーションの言葉のパノラマ


まとまらない(笑)。
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