2005 04/27 09:16
川村 透
ひさびさに早い時間に帰宅、すこぶる体調は悪い。明日は市長が一対一で話を聞いてくれる。前向きな話が出来るといいな。ただの一市民がなんて薄氷を踏む思いをしなくてはならないのか。最良の結果が出ても、ただ、大きな責任を背負うだけなのに。こうやって家にいられる時間がますますなくなるのだろうか?責任を負えば負うほどくらしはつらくなってゆく気がする。たくさんの仲間が斃れていった。僕はアンカーで、今僕の手にはかけがえのないバトンが受け継がれている。かのん、は小鳥の雛に夢中だ。顔色も良くてどうしても病気だなんて思えない。かのん、と二人で先にベッドへ行く。手をつないで寝たい、と言う。弱い方の左手を握る。指を握り返す、かのん、の左手は少しずつ力をとりもどしている。僕の指が今、かのん、に守られた小鳥の雛になった。