RT会議室突発連詩ログ保管庫[95]
2005 10/09 00:38
半知半能

05/10/8 夜   
連詩  半知半能→終 (1〜3行で交代)

「white letter」

からから 、と、秋の音
一通の手紙が 届きました

瞼を閉じた瞳、緩やかにカーブを描く睫、
声が遠く遠ざかっていくよう

便箋に君の影が落ちて
はっ と
今日も目を覚ますよ

かすかに響く 枯葉の歌声、揺れている

それはいつだって耳から離れることなく
昨日の方角から呟くよう(なんで空いた手が寂しいのだろう)

Every Sunday 君の左腕には パンの入ったバスケット
Every Sunday 僕の右手には アスティトスティ

そう、わかっている
あの声 はずむ思い出 二人に吹いた風
Last Sunday 君の笑顔を忘れていたよ

さらさら 、と、めくれるノート
綴る言葉 風が横切っていく

からから、と、横切っていった 
返事はもう 書かないよ

指先の熱 冷めないままに白線をひく

ふっと線が消えたとき、
僕も新しい笑顔で歌える気が した

乾いた風、 声を添えるよ

夕焼け前 秋の旋律は一時を彩って

Call my name ... I call your name...静かに秋が揺れている
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