RT会議室突発連詩ログ保管庫[61]
2005 06/21 00:39
ヤギ

六月二十日〜二十一日 
13時間ほどかけて(嘘です。)
一行ずつ五巡
半知半能→ヤギ

「遠鳴り」


平原のすっきりとした空気に遠雷が震える
山頂上る積乱雲は余りに遥かで
ふうと吐く息も地平を駆け抜けて峰に届こうか
牛追う声はただ牛を追うため
いつだって伸びやかにこの耳をなぜる
日と共に生きる私の幸せは
小川ですくわれ草花を潤し 実を結んで土に還る
−蒼空地と交わらず草本土にて天へ伸ぶ
神鳴る残り音は消えない幸せを運んで
丘を下る 見渡す遠い山遠い山
スレッドへ