RT会議室突発連詩ログ保管庫[118]
2006 04/29 01:44
こもん

おちなし連詩
2006.04.29/RT会議室A/0:30ごろから1:45ごろまで
一連づつ、一周しました
順番は守り手→こもん→ユーリです


質感


目ン玉が刃の氷面を滑ったら冬仕舞い
束になった折り紙がせわしなく床に就く
春に遅れて太刀も地面に突き立つ頃は
遠くの鳩から頬に溶け 頬ふやかして
友達が友達の鳩に溶け 頬をふやかす
おそろいのバッジは子供のてのひら
の色、 水のない季節が 
    失われた腕を再び生き返らせる
ようにと、願っている、 子供がいる
      なぜひとは炭素をもって
いるのか、 その皮膚を
保護しなくてはいけないのか 子供の
てのひらの、なぜ子供のてのひらの 
水のない季節が、
 溶けていくのは、 ざわめくひとの
炭素である、 
しぱしぱとさせる sipasipaと、
あおい火がみずうみを覆っていた
鳩のむね、sipasipaと、
喘いでまったくしずかになった
鳩のむね、
しずかになった
、かわりに爪の付根が腫れた
冬、終い、
 冬、終い、
  冬、し、肉、もーえた、燃えたよ、
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