RT会議室突発連詩ログ保管庫[106]
2005 12/18 21:51
完食

05.03.13 詳細不明


1,5,8,11,14,15,19

田代深子
2,6,9,12,16,17,20

あっちょんぶりけ(現 青春無音)
3,4,7,10,13,18,21,22


最近良く翼の生える夢を見ます
黒いのか、白いのかわからないのです。
翼のさきにはぎざぎざの爪が生え
ぼくはそれであれこれをつかまえています
便利だと思う反面、少し恐ろしいとおもいました

君はそんな僕を知らず、苦いコーヒーに砂糖を入れている。
ぎざぎざの爪で君の髪に触りたいと思うけれど夢はままならず、
夢は止まらなくて、ぼくのつばさはおっきくなってゆくのです
この宇宙も包めるのかな?
だとしたら僕は熱い恒星も翼のエネルギーにして
宇宙の果てを見ることができるんじゃないか!と思った矢先

宇宙の先なんて、争いばかりじゃないか!?
そう思って、君の髪が揺れる色を思い出したのです。やわらかな、
君の色。…ああ、そうだ。僕が夢を見た瞬間に生まれたんだ。
本当の宇宙や、君はここには居ない。
いつか君が大人になって背が伸びることを
気にしなくなるまで置いておくつもりだったけどね……
だから君の髪を、この手で触れにいかなければいけない、って。

世界の果てまで飛んだ僕は、夢が消える前に君に触れようと
手を伸ばした………はずだったけど
もちろん夢は醒めた。

君の髪に触れるはずの僕の爪に、あまい風の春の朝。
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