廃人がポツリとつぶやく部屋11[560]
2010 08/21 22:15
亜樹

街中歩いてる途中突然サンダルの鼻緒が切れて派手に転んだ。
こういうときにさっとかけよってきてくれて
手持ちの手ぬぐいをびびびぃッと裂いて
鼻緒を挿げ替えてくれる王子様を
二十ウン年待っているのだけれど
残念ながら今回もそんなお方とお会い出来なかった……
熱くなったコンクリートの上を裸足で歩きながら、
雨が降ってなくても切ない散歩というものはあるのだと
切々と実感する夏休みの終わり。
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