好きなフレーズ[812]
2004 12/24 08:39
かのこ

五月の朝の新緑と薫風は私の生活を貴族にする。
したたる空色の窓の下で、私の愛する女と共に純銀のふおうくを動かしたい。
私の生活にもいつかは一度、あの空に光る、雲雀料理の愛の皿を盗んで喰べたい。

(萩原朔太郎「月に吠える」より「雲雀料理」)
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