巻頭詩保存スレ[1]
2004 08/27 11:52
渡邉建志

ぉおお パッキマラッタ パパパ 
  
二十一世紀の観念の墓場で 
江戸川備前に電報を打とうか? 
2つに割れた銅貨のときめきのように 
  
ブルウタス はたき カタカナ と 
百合のようにあなたは言うのです 
わたしはなす術もなく 
ビクター と ロルフ 
  
吹ける嘘が無くなったら 
エリチュールな手紙を書こうか? 
唇の上の空のようなトーンで 
  
From A の境界線 
  
わたしは過去の嘘を反芻しながら 
息を止める 
白い果実に熟してみたり 
皮膚をざらつかせてみたり 
わたしは見たことがあるのです 
  
遠い記憶は枝別れして罅割れて 
そしてほんのりまるみをおびた 
けれどぎこちない 
燃えた造花 
  
向日葵が身を捩るように咲いている 
アゼルバイジャン 春巻き 心底 
凱旋する男たちを横目で視ながら 


#sage  
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