2009 04/16 09:19
石川和広
sage
>>122
に関連して
困難を抱えた人をケアや支援するときに「ストレングスモデル」というのがあります。おいら社会福祉の勉強の時に習いました。
[ストレングス・モデル]
ソーシャルワークやケアマネジメントにおいて、利用者や社会環境でのストレングス(強さ)を捉え、それを支援に活用していこうとする考え方で、1990年代以降、アメリカから広がってきた。
従来のソーシャルワークやケアマネジメントでは、利用者や社会環境のマイナス面を捉え、その改善や緩和に焦点を当てて支援をしてきた。その結果、問題をもった者として利用者を捉えることになり、利用者に対する尊厳の保持が難しく、同時に、利用者と援助者間との対等な関係が難しいとする反省から生まれてきた。理論的には、ソーシャルワークでは「医学モデル」から「生活モデル」への転換を意味する。
ストレングスとは、利用者のもっている意欲、能力、抱負、嗜好といったものである。家族や地域社会が有しているストレングスについても捉えることになる。こうしたストレングスをアセスメント情報として把握し、それらの情報を支援計画に活用することになる。この結果、利用者はエンパワメントと呼ばれる。新たに生じてきた問題を自分で解決していく力を獲得し、発揮できるようになるとされる。
「大阪の社会福祉」平成21年4月号より
http://www.osaka-sishakyo.jp/cgi-local/index.cgi?c=yougo-1&initial=sa
つまりその人をただ弱者として保護するだけでなく、もちろん守ることも必要ですが、その人が生きていく力を信頼し肯定面も見て、見守ったりつきあったりするということです。被害者や弱者は、単に弱い人だけではないのです。
それと同時に困っていることもおさえます。
また支援する人の善意が、おうおうにしてある意味でのおせっかい、支配につながる危険もあります。つまり支援する人も支援を受ける人もみんな人間だからよい面も悪い面もあるということです。そこをおさえることが支援のプロ、問題解決のプロには求められています。医療の現場でも、様々な場所でも、権威的・威圧的な対応が存在すると同時に、それを改善しようとする動きも両方の現実を見ていかなければ、ならないように、ことには両面があり、糾す人もまたそこをしっかり考えていかんことはいかんということです。
石原吉郎が告発をしたくないといったのは、たしかに引っかかる部分もある。けれど、自分や語りかける相手がどのような位置にいるか、その現実、心はどのようであるか感じつつ、糾さなければ、人間の社会は苦しい。
もちろん管理人が試行錯誤の中でうまくない対応をしていることは実際あると思います。それはある人を傷つけているのかもしれない。また同時に私は管理人でないけど管理人の孤独や苦しみも一方であると思います。管理人をかばうのではなく、管理人も含めみながよりよいサイトにし、今後いやな思いをするためにどうすればいいか考えることが大事なんだと思います。
私はずっと同じことをいっているのだろうな。しかしなんどもいっておこうと思います。自分の言葉がだめなのかな?でも俺もドキドキしながら書いているんだぜ。言葉と心と現実を一体のものとして感じてくれよ。みんなそういう思いをもっているはずなんだぜ。