論戦スレ。[818]
2011 03/26 11:29
只野亜峰

銀上さんの主張を要約すると
?敬意あるオマージュであるなら出展を明記するべきだ。
?出典を明記しない限り、モチーフとなる作品に敬意を払っているオマージュなのか
 バレやしないとタカをくくった悪意のあるサンプリングなのか判別がつかない。
?前者だと思ったけど谷森さんと話していたら後者のように思えてきた。
?よって、敬意無きサンプリングで作られた作品(=パクリ作品)として扱います。

ってところでしょうか。


谷森さんの主張を要約すると
?オマージュのモチーフをいちいち記載するのは無粋だ
?出典の明記が必須となるほど極端なサンプリングをしているわけでは無い
 →ならば出典を書かなければならない必要は無い→むしろ書かないのが好ましい
?単語レベルのサンプリングでオマージュと呼ばなければいけないかどうかも怪しいものだ
 →なぜなら作品のストーリーラインは自身のオリジナルのものであるからだ
?よって、銀上さんは他人にパクリ野郎の汚名を着せるふとどきものだ。

ってところですかね。


個人的な感想を述べさせて貰うなら、前半部分だけなら両者とも共感できる部分があります。
オマージュに関してはプロアマ作品形式を問わずに著作権やモラルの問題に発展する事が少なくありません。
海の向こうではあのジェニファーロペスですら苦言を呈されているわけですから議論になっても致し方ないでしょう。
個人的には有意義な議論に発展する可能性もあった議題が罵声の応酬になっているのが少し残念に思われます。

横から失礼を承知で言わせて貰うなら谷森さんの言動は好戦的に過ぎますし銀上さんの言動は高圧的に過ぎます。
相手方の主張を受け入れようとする努力も無く自身の意見だけを押し付けるのは子供のする事です。

さて、谷森さんに対しての肯定的な意見が多いのであえて厳しい事を書かせて頂こうかと思います。
谷森さんが決定的に勘違いしているのはオマージュであるかどうかというのは量で判断されるものではないという事です。
その作品を構成する要素としての認識をもって流用したのであればプロットであれ単語の一つであれサンプリングには違いありません。

ですのでモチーフを出典しろというのは野暮だという谷森さんの主張には共感できますが、論拠はまるで見当はずれです。
勘違いしないで頂きたいのですが、「サンプリング=悪」とか「サンプリング=出典明記」なんて事を言うつもりはありません。
では、何が問題になってくるのかと言えばそれは「モチーフに対する敬意の在り様」に他ならないわけです。

個人的な憶測ですが、おそらく谷森さんは「シャロン」という曲にそれなりの敬意を持っているのだと思います。
だからこそ自身が作品を書く上でシャロンというモチーフからフレーズを流用したのでしょう。
けれど残念ながら一連の発言の中から谷森さんの「シャロン」という曲に対する敬意のありようは語られていないように思います。
そんな事は言うまでも無いと考えているのかは知りませんが、親でもあるまいにあなたの腹の内まで他人に理解できるはずもありません。

ついでに言わせて頂くなら、谷森さんの一連の論調は自身の作品とシャロンという曲の関係性まで歪めてしまっている節があります。
おそらく曲に対する敬意と共存していた、或いは曲に対する敬意から生まれたのが谷森さんの本来の作品であったのでしょう。
けれど論戦に夢中になり過ぎた谷森さんの論調は曲に対する敬意をおざなりにし、
オマージュである事まで否定してしまったがためにシャロンをただのサンプリング集にまで貶めてしまったわけです。

オマージュには色々な方式があるのでしょう。
サンプリングしたフレーズから着想を得て作品に発展させていく場合もあるでしょうし、
自身の作品の中にサンプリングしたフレーズを織り込んでモチーフに対する敬意や尊敬を表す場合もあるでしょう。
谷森さんの作品もそんな作品の一つだったのではないでしょうか。それすら否定してどうするというのでしょう。

谷森さんの一連の論調によって谷森さんの作品を語ってしまうと、モチーフとなった作品への敬意も無く、
自身の作品の完成ために他者の作品からサンプリングしたフレーズを流用しただけの行為でできた作品になってしまいます。
「オマージュであるかどうか」と、「オマージュである事を記さねばならないかどうか」は全く別物の議題です。

>>815から的外れな批判と肯定(と個人的に思います)はですから谷森さんの蒔いた種です。嫌なら自身で刈り取って下さい。
もっとも、それが本意であるというのなら僕は何も言いません。ただただ憐れな「パクリ野郎」として認識させて貰うだけです。
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