論戦スレ。[521]
2009 05/04 19:50
しろう

睡蓮さん、お忙しいところご苦労様です。

>>517について。
とりあえず問題(1)の解決策のひとつとして思いついた事を以下に申し上げます。

「ガイドラインのサイトをコンテンツ分け(ここでは目次及び内容と解して下さい)して、セクハラとは別に、ネット上(オフを含め)における広義的なコンプライアンスのコンテンツを作成する」
というのはいかがでしょう?

コンプライアンスを出来る限り明文化し、具体例なども併せて載せる事によって、セクハラの方のコンテンツは簡素化する事が可能になるのではないでしょうか?

>まず、私の資料収集した範囲で申し上げますが、予備校・大学・会社などのパンフレットでは、セクハラの定義をそれほど厳密に行っていないものが多くありました。そうした例は、むしろその基準をあえて厳密に明確に定義しないでおいて、「これはセクハラなのかな?」と思った本人自身がその判定を組織内部の対策委員会に気兼ねなく相談できるようにしておくことで、事件の解決をはかろうとしています。つまり、個別の事件についてはあらためてその組織内部の委員会が介入して事件を調査し、そのうえで妥当な解決策を提示していくことになっています(たとえば第三者を介入させながら和解を目指した調停を行うか、それが不可能なら裁判へ持ち込むことを検討するのか、などというものです)。
>短く言いかえれば、この種の簡略化されたパンフレットは問題解決の入口にすぎず、実際の問題解決は対策委員会で行うことになっているわけです。

>予備校・大学・会社など
とありますが資料収集された組織には、たとえ公開であれ非公開であれ、別個のコンプライアンスが明記されている場所が必ずあると思います(あるいは内規という形かもしれませんが)。
セクハラそのものを厳密に定義してしまうと、確かに「これはセクハラなのかな?」と気兼ねなく相談できなくなる恐れが多大にあります。それは避けたい。
ならば別途、コンプライアンスを詳述する事でセクハラの定義の簡素化を補う事が出来るのではないか?
と愚考いたしますが、いかがでしょうか。

>しかしいまのところ、わたしたちのこれまでの議論のなかでは、わたしたちが相談員組織をいますぐつくることは現実的にかなり難しいということがすでに現段階での結論(>>432参照)としていわれていました。
>したがってわたしたちの場合では、当分の間は――セクハラで苦しんでいるひとびとが、ガイドラインさえ読めばたとえ独力であっても問題解決にたどりつきうるような――そういうガイドラインをつくらなければなりません。そのためには、ガイドラインを簡略化せずにかなり詳細につくりこまなければなりません。

「セクハラについて厳密に定義すれば、個別のケースの判断が難しくなる恐れがあるが、ガイドラインは詳細に作り込まなければならない」というパラドクスを、セクハラとコンプライアンスとを分けて考えることによって、解決に導く事が出来る可能性があるんじゃないかと。

その上で公的機関への相談を促す事ができれば、ガイドラインの役割は果たせるのではないでしょうか?
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