批評しましょ[549]
2005 11/28 23:53
田代深子

>548
ほかのひとへのあてこすりに使われるのはいささか悔しい
しかし詩への介入がなかなか示唆的でした おもしろい
原詩はまさに開いた品詞が連続する「怠い」文体なわけですが
「だるい」というその軽い語感が連続的に混入することによって
これが脚韻となり一定のリズムが生まれる
そうした詩形はわりとよく見かけますが
語感と意味に対してそれなりの効果はある と

この詩を書いたとき わたしが考えていたのは
いかに読者の読むリズムを崩していくか ということでした
語の意味がそこでつっかえる そしてむしろ視覚(錯覚ですが)によって
語の意味の混乱が起きたらおもしろかろう

「だるい」という語が入ることによる効果は さらなる混乱材料の介入にもかかわらず
逆に語の意味と詩作品全体のコンセプトを素直にまとめ上げてしまうことなのでした
これは興味深いことでした
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