批評しましょ[334]
2004 11/21 20:34
一番絞り

>>323

>そういう堅い話を抜きにして、>>322 をあなたの自由な言論活動と読んだうえで、ひとつ指摘したいことがあります。
>つまり詩についての真面目で対等な議論として。
>それは「と言う一日だった」と言う言葉を私の詩につけてもそのテクストは日記にはならない、
>という事です。あなたの詩につければ日記になるけど。

ボルカさんはなにか誤解されてますよ。
わたしはあなたの「車」という詩をとても面白く思っているんです。
詩の評価としてはそれほどではありませんが、
あの詩のおかげで、とくにオノマトペ(擬声語)について考えさせられました。
例の「ぶーっと走る」というやつです。
そのためにかなりの詩論や言語論、脳科学の先端理論を読み込みました。そのために一ヶ月も
掲示板への書き込みができないくらいに集中しました。
おかげでひとつ詩のたまごも書きました。(今日投稿した「ちんちん」)
これはすべてオノマトペで書いています。一度読んでみてください。
そういうったことを、これから詩論の続きのなかでふれようと思っていた矢先だったんです。
その矢先にヘンないちゃもんがついた。で、話の腰穂を折られた。

面白いデーターがありまして、(これは何も上から教えを説いているのではないですよ)
オノマトペというのは頭の発達には非常に有効だと。
左右の側頭葉が「ぶーぶー」だとか「わんわん」だとかいうオノマトペを聞いたときに活発に働くのだそうです。
これは擬態語ですから、比ゆと動物や車の音声の両方の意味を含んでいる。
だからそのどちらであるかを聞き分けようとしてたくさんの脳細胞が働くそうです。
ひょっとしたら人間のもっとも最初に語った言葉はオノマトペだったかもしれない。
孤独な原始人はオノマトペでなにかを語っていたかも。
そう思って今日投稿した詩を書きました。
ほかにもね、あなたのあの詩を批評するためにたくさんの本を読んでとても収穫を得ました。
たとえば「詩の短さ」の問題。
どこまで詩は短くてもいいのか、というアホのような問題提起ですが
そのために秋山基夫の『詩行論』から山田美沙なんかの近代の定型論の論文へとわけいりました。
ここでもかなりの収穫がありました。
せっかく、ゆっくり本論を展開していこうと思っていたのに、とても残念です。
ちょっといやになった。もうやめます。
いやになったけど、あなたの詩に感謝していることはまちがいありません。
スレッドへ