批評しましょ[321]
2004 11/13 00:42
一番絞り

詩の批評といっても、直感批評だけに頼ってきた。
で、ここは一発、改心して、それに接するのが死ぬほど気持ち悪かった、テ...ああいやだ「てクスト批評論」ってものに
生まれて初めてあたってみた。読んでみた。
なんかねー、どうみてもお百姓さんが革靴をはいて歩いているようなちぐはぐさだね。だれかが
「テクスト」とか、なんだっけ「エクチュエール」?とかいうたびに、正直、お尻がむずがゆくって
うへーっとしていた。もう、なんていうか、西洋かぶれの田舎者って感じでね、おすぎとピー子の世界じゃない。
「まあ、おたくデリダで攻めてるの。でもね、少しフーコをまぜてみたら?」
「あら、バルトをちょっと拝借しているの、わからない? いやだわ」

さて、詩の批評のためにずいぶん本を読んだが、結局、いままでの「批評」ってのがなんとつまらないか
なんとつまらない批評をしてきたか、骨のずいまで思い知らされた。
なーにが「作者の死」だ。
なーにが、テクストだ。
原点に帰ります。原点でものを考えます。
とにかく作者、大いに結構。作者に還元しても結構。しなくても結構。
出てきても結構。でなくても結構。「作者」なんてところに批評の重点は、ない。
「読者」なんてところにも、ない。もともとなかった。わたしには。
迷う必要はなかったんだ。
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