批評しましょ[269]
2004 09/17 00:26
山田せばすちゃん

やれやれ。
順番に行こうね、つか、すでにチアーヌさんは今後俺と言葉を取り交わすつもりもあんまりないだろうけどさ、こんな感情的なそれこそ「暴言」に、星入れちゃってる大向こうのためにも、言わなくちゃいけないことは言っとかなくちゃね。

まずは
>>「この程度」などと、嫌味な前フリをつけてまで・・・・
ここら辺から行っとこうかな。
どこが「嫌味な前フリ」なんでしょう?
ってか、「この程度」という言葉のどこが「前フリ」なのか俺にはわかりません。「前フリ」という言葉の語義にあってない気がします。「この程度」の「この」の内容はそれまでのお話の中にあったものばかりなので繰り返す必要もないかな、と思って指示語をおいて省略したのですが、もしチアーヌさんが指示語の指し示す内容がわからなくって、このような意味不明の抗議をなさるのなら、指示語をなくして、きちんと内容を明示した上で、この文章を再掲いたしますので、よくお読みになった上で、嫌味なのかどうかをもう一度ご自分の胸に手を置いてお考えになることをお勧めいたします。

ああ、この人は人前に自分の書いたものを投稿して載せるという行為については、「10分くらいで書いたものなので、自分で読んでも、あちこち直せるかな?直したほうがいいかな?とは思いますね。もう少し、書き込んでもよかったのかな、と。」って自分で思ってる作品でも平気で作品として投稿できちゃうくらいに無責任で、批評が載ったら載ったで今度はその作品としての成立の過程がいい加減であることを言い訳にしたがるくらいに覚悟のない人なんだなあ、ってところですが、むろんその感想と投稿された作品の評価を連動させるつもりもありません。

これで如何でしょうか?
たとえば、どこかに食事をしに行って、頼んだ料理が美味しくなかった、とします。んでもって「この料理は美味しくないなあ」といったら奥から料理人が出てきて「これは今大急ぎで、有り合わせの材料を使って作ったものなのです、私ももう少し手をかけて出せばよかったと思うんですよ」なんて言ったとしたら、どうです?それに対して「そんなの言い訳にもなってないじゃん、無責任だなあ」とこちらがそう言ったら「そう思うんだったら、もう私の料理は食べないでください!」って逆ギレしちゃうんだもん。それでもってそう言った口で「私は料理人一筋で、ここまでやってきたのです、料理には責任を持ちます」って言われても、それはどういう類の責任なんでしょうね?そんな責任とか覚悟とか、果たして信頼していいもんなんでしょうかね?
確かに俺とチアーヌさんとでは「責任と覚悟の種類が違う」のでしょう、それでもって俺はチアーヌさんの言うところの責任と覚悟、なんてもんは絶対に信じません。それを「私に対する侮辱」だと受け取ったのだとしたら、チアーヌさん、あなたの自我は間違った方向に向かって肥大しています。俺だけでなく田代さんもおっしゃってるとおり「心してお書きください。そして思い切りよく手放す。」それが俺の言う責任と覚悟です。
んで揚げ足取ったと書かれてますが、揚げ足取るというのは人の言葉尻を捕らえてその人の意図していない解釈をするとか、茶々を入れる、とか言うことだと思うのですが、私がいつどこでどういう風にあなたの言葉尻を捕らえて意図してない解釈をしたり、茶々を入れたりしたのか、できればきちんと提示してください、それこそ、「何でも言っていいのだ」ってもんじゃありませんよ(ってこういうのを揚げ足をとる、というのです。)

次に「作者だからと出てくるな、とか一読者として参加すればいい、とか」の「意見の押し付け」についてですが、別にあなたが思ったことを言うのは自由ですよ、俺には書き込みをさせない権限も削除する権限もこのスレッドでは持ってませんから。押し付けはしませんよ。私や田代さんが言ってるのは「批評に対して作者がのこのこと言い訳しに出てくるな、みっともない。」ってことです。批評家の「読み」に異論があるのなら、「作者」ではなく「作品の一番最初の読み手」として、つまり「読者」として異論を述べなさい、と。しかしその「読み」はほかの読み手の「読み」と等価にして並列だよ、と。
そんなもん時間がたってないから客観視できないとか何とか、そういう問題じゃないでしょうが。自作を客観視できないのは、書き手としての自我が肥大しすぎているからです。
私は前回の「ドトールに行きたい」のときにもその問題についてそれとなくご注意申し上げたつもりですが、もしかしたらあんまりそれとなさ過ぎてお見逃しになったのかもしれませんね。あるいは俺の書いたもんなんか斜め読み、で終わらせてるのかもしれませんけど、どっちにしてももう一度申し上げておきます、わかるようにして。
前回あなたはいくつも並んだそれぞれの「読み」に対して、よせばいいのにコメントつけるような愚考を犯しましたね。曰く「はい、そういう心情もあったと思います。」「あ、これもありますね。なかなかスルドイです。」「そうですねえ、そういうこともあるかもしれませんね。」…何様のつもりなのですか?チアーヌさんは「作者」がその作品の一番の理解者だと、そう思い上がっていらっしゃる。そうでなければこのような一つ一つの読みについてまるで学校の先生が丸つけるみたいにして、これも正解、これも正解に近い、などと判断する根拠もないのにできるわけがない。いいですか?あなたの「読み」もほかの人の「読み」も読者の「読み」として等価なのです、あなたに○×つける権限などありません。俺が「批評のあるべき姿は、作者の知らなかったことまで作品の中から紡ぎだしてみせる事の成否とその手際とにかかっているのですから。」と書き、田代さんが「あなたがどういうつもりで書こうと、作者の「つもり」よりもっと面白い読み方を、われわれ読者は力を尽くしてすべきなのです。」と書いた、その意味を、残念ながらチアーヌさんはまったく理解していらっしゃらなかったみたいだ。
それでもって今回は同じように、作者として一段高い位置がご登場なさる、何が「わたしからもひとこと」ですか。その尊大な物言いもまた、「読者がどんな読みをしようとも作者の解説が一番作品の正解に近いのよ」という肥大した自我むき出しの醜悪さです。

以上が>>263に対する俺からのご返答です、何か一言でもあなたの中に突き刺さって、後にそれがあなたの作品の向上につながればいいな、と、俺は「勝手に」願っておきます。
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