2004 08/14 16:27
佐々宝砂
一番絞りさんに言いたいことは、もう、あんまりありません。
議論する気もあんまりないです。むしろ例の詩がいちばん面白かったです。
権威に対するおちょくり、ぼろくそ、貶し、悪口雑言罵詈誹謗のたぐいは、読み手をおもしろがらせないとだめだめですよ。内容の問題でなくて、おそらく技巧の問題として、内容がどうあれ、読者を愉しませないとだめです。たとえどんなに礼儀正しかろうと、どんなに言葉が汚かろうと、面白いものは読まれるし、つまらんものは無視されます。ところで世間には、礼儀正しいうえに中身も興味深い、なのに恐ろしくつまらん書物が存在します。ちなみにそれはキョーカショですよ。フォーラムの散文にもいくらかそういう文章があるけれども、ともあれ私の役には立つので、私はそうした文章を非難する気にはなりません。それでもここでちょこっとくすぐりをいれたくはなります。私はそのてーどには人が悪いのです。
それでも私は一番絞りさんを弾圧する気には、今んとこ別にならないし、ここの管理人とゆーかオーナーである片野さんも弾圧はしてないと思います。
私からの個人的な、一番搾りさんへのお願いは、一番搾りさん自身のぶっとんだ詩作品でもって権威を叩きまくることです。そういうわけで、議論を一時お休みして詩を書いてみたらいかがかしら。たとえばですが、みなさまが褒めちぎる吉増に私は感動できないので、そのへんをくそみそにした詩なんてあったら楽しいぞと思うのです。谷川俊太郎でも我が師と仰ぐ寺山修司でも私のアイドルであるジム・モリソンでもけっこうですし、安西均なんぞを叩くのも楽しいかもです。金子光晴を叩いて、面白い詩作品として成立したら、私、一番絞りさんを真剣に尊敬します。ま、そうした詩を書くにはある程度の敵に対する愛がないとできないのかもしれず、ある意味逆オマージュとでもいうべきものかもしれません。