12/10 19:11
深水遊脚
中学生のときに読んだハウンド・ドッグの結成から「フォルティッシモ」のヒットまでの物語、実は大友康平の立場からのかなり歪んだ記述ではないかと思えて来た。いま冷静に読めば、レコード会社移籍の話とか、メンバーチェンジの話とか、大友以外の立場からみれば違った風景がみえてくるのがわかるのだけれど。とりあえずバンドやレコード会社にさんざん甘えて来たくせに、今更ソロ活動の真似ごとをしている大友を否定したい。それとちんけなハウンド・ドッグ本ごときに強く影響されていた10代の頃の単純すぎた自分を否定したい。
すっかり大人になったんだな。いやがおうでもこうなるのか。背後の人の力を蔑ろにして自分の力を誇るこの手の身勝手さには腹が立つようになってきた。