2009 04/17 20:25
茶釜
王様気分でお散歩してたら
悪魔が出てきてこんにちは
なんてことないカーブで
派手にスッ転んじまった
買ったばかりのボブソンを通り越したアスファルトが
ひりりと膝を舐めると
染めたてのインデイゴブルーは更に濃くなっていく
さっきまでの天国は何処へやら
だがいつまでもこんな所に寝転がっててもしょうがねぇ
鈍い痛みを何処其処に感じながら立ち上がると
不思議とこれだけで済んだ安堵だけが湧き上がった
やわな体だと思っていたが
骨はまだイカれてねえや
おれもマシンも
染み付いたモンは
洗いながしゃいいさ
風穴にはなんか被せとけ
いつも乗っかってるモンの
意外な重さを感じながら
歩くハイウェイ
砕けたバックミラーの中に
小さな青空がひとつ
「ディープ・パープル」