酒処 越後屋[95]
07/20 21:51
汰介
家の父方の爺様は、
丁度シベリアで捕虜になっていたので原爆を免れたらしい。
そう考えると、それだけで、俺がいると言う事は物凄い確率なのだ。
沢山の骸骨を踏みつけて俺は地に立っている
地には、幾多の記憶が刻み込まれている
骸骨はこの汚ねえ面に押し付けて語るよ
「お前俺踏んでるよ」
当り前だ 何かを思えば誰かを踏みにじる
土に滲んだ重みを語るよ
俺の目の前に見えるのはいつも悪夢だ
関係ないが、高野悦子を思い出すな。
青臭い青春の書。
ま、あそこまで徹底はすまい。
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