02/18 03:59
塩水和音
>>573
>>574
「美味しんぼ」でもたしか原作者と山岡達の対談があるんです。
原作者「これから君達には巨大な敵が待ち受けているんだ」
栗田「ええ、本当?怖いわ」
みたいなことをやってて、爆笑したんですけど。
いやでも、もしも自分の目の前に、自分の記憶と人格と運命とを勝手に決めたり消したりできるような人間が表れたら、何かの宗教に帰依しているわけでもない普通の人間は、無力感や怒りを覚えたりとか、非常に強い印象を受けると思うんです。
だから、自然主義的な「リアル」な物語のキャラクターやベルセルク、ジョジョなどの運命を扱った物語のキャラクターは、作者との対談を想像しづらい気がします。
そう考えると、このような対談でのキャラクターの言動って、かなり謎です。
けれども、
・田代深子さんの教えてくれた安吾の例のように、作者はキャラクターに対して実際はさほど自由ではない、ということを作者もキャラクターも無意識的に知っていて
・キャラクターはペンギン村の住人のようにどこかで自分の運命を受け入れていて
・対談に応じるのは「作者その人」ではなく、一種の「キャラクター」
なんだと考えれば、納得できないこともない、かもしれません。笑。
ありがとう