音楽スレッド[923]
2008 10/09 23:39
「ま」の字

今日、運転していて、偶然ラジオでかかってた三善晃(でよかったっけ)の曲を聴いた。子供たちが『かごめかごめ』らしきメロディーをうたい、オーケストラが咆哮する。

 前はこういう曲が嫌いというか、よく分からなかったが、今日は「お、結構聴けるようになってきたなあ」という感じ。なぜだろう、と考える。何か、こういうタイプの音響に解釈というか、イメージが付くようになったからだろうと思い、しきりに頭をひねる。

 出てきた答え
 “「地獄もまた美しい」という美意識が自分に多少馴染んだというか、根付いたのだろう”

 頭の中に浮かんだ地獄のイメージは、私の場合は数年前に書店でタチヨミした、たしか、『バスタード』という漫画の、破滅後の世界。 だった。天使と悪魔の壮絶な戦闘の果てに荒廃した世界。薄暗い世界をさまようだけの人間たち。絶望。うたごえ。裂けた大地のクレバスの底。魔に淪落する天使。厚い雲の切れ間から降り注ぐ幾条かの光。
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