小池房枝

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大根で殴るそれから煮て食べる

どこかしら夏休み明けの水族館

狂恋の情事の果ての浜九月

行き来する鱗粉ひとつ落とさずに

さめざめと目覚める朝はまだ来ない

寂寥の山脈を越えて秋が来た

迷彩色タマムシ色のタイムマシン

量子的に論じて楽しいメールアドレス

出かけるか迷ううち雨が来てくれた

半万人試せるだろうかフィルター機能

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