連座 萬草庵 弐軒目[22]
2007 03/04 09:26
あおば

生きていることが夢みたいに感じるのは死んでいるからか

行き倒れ冬虫夏草の夢を見る

夢に見た古里は長閑なり

雨の降る川の畔で待っている

爺さん婆さん居ない無いバーさん

顔のない子を産んだ覚えはありません

北から来た娘が幸いをもたらした

舟が出るから読書は止めて歩く

富士山から後光が射しているような気がする

いつまでも書き続けていると眠れない
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